立川管弦楽団 第46回定期演奏会

日時2003年11月30日(日) 14:00開演
会場立川市市民会館(アミューたちかわ) 大ホール
演奏立川管弦楽団
チェロ独奏向山 佳絵子
指揮古谷 誠一
演奏曲目
  1. バルトーク/ハンガリーの風景
  2. エルガー/チェロ協奏曲
  3. シベリウス/交響曲第6番
チケット1,000円(全席自由)

今回は上記のように、アマチュアのオーケストラでは、(いやプロのオケでも)あまり取り上げられることのないプログラムでした。私は後半の2曲のみの出番で した。恥ずかしながら、シベリウスの6番は今回初めて接した音楽でしたが、練習を重ねていくたびに、フレーズの美しさ、シベリウス独特の冷たい響きと温か い響きに魅了されてしまいました。いつか自分の棒で演奏してみたい。強くそう思っています。向山佳絵子さんの確かなテクニック光る演奏も見事でした。

2003年11月のご挨拶

そろそろ来年の干支が気になる季節になってまいりました。本当に、本当に一年という時間はあっという間なんですね。子供の頃の一年は長かったように思います。「大人になれば分かるよ」と言われ続けておりましたが、本当に身に沁みて分かるようになってきました。

先 日、東京文化会館にバレエを見てまいりました。バレンボイム指揮シカゴ交響楽団による「春の祭典」、「火の鳥」、「ボレロ」というよくばったプログラムで した。シカゴ交響楽団を初めて聴いたのですが、指揮者の私としては、バレンボイムがオケピに入っていてよく見えないのは、当然のことですが残念でした。

ですが、その日は別の意味でとても勉強になりました。それは音楽を身体で表現することの奥深さです。そもそも音楽、音を視覚で表現する。なかなか考えにくい ことですが、絵画や彫刻の世界でもカンディンスキーのように鮮やかに成功した例はいくつもあるものです。ですが、バレエのように身体で表現するということ は、やはり究極であるように感じました。音楽の持つメッセージ、音の表情、音楽全体から構成、細部まで徹底的に吟味した上で、卓越した技術で、見事に身体 で表現していく、見事さに感服しました。

指揮もかなり通じるところがあります。音楽を細部まで勉強して身体で表現するという作業はまさしく 指揮そのものだと思います。(バレエは音楽にあわせて表現しますが、指揮は身体の表現に合わせてあわせて演奏する、そういった意味では正反対なのです が。)深く音楽を理解する、表現を極める、その姿勢を忘れてはならないと改めて思いました。音楽の内容に忠実ながら、バレエのようにしなやかで、時に力強 く、自由な発想の音楽的な指揮をめざして。

ざま弦楽アンサンブル 第7回ふれあいコンサート

日時2003年10月5日(日)
場所座間市北地区文化センター 大ホール(神奈川県座間市)
演奏曲ファランドール(ビゼー)
スラブ舞曲第10番の2(ドヴォルザーク)
ジェラシー
真珠採りのタンゴ
ワルツィング・キャット(アンダーソン)
皇帝円舞曲(J.シュトラウス)
二つの悲しき旋律(グリーグ)
ペールギュントより抜粋(グリーグ)

コンサート当日は気持ちのよい秋晴れに恵まれました。ホールといっても音響設備のない会場ではありましたが、お客さんと演奏者の方が近く、アットホームで音 楽を楽しんでいただける空間になったと思います。今回は事情により、数名の方がコンサートに参加できないことになりましたが、その方々の分、皆さんでフォ ローしようという意識があったように思います。当日の白眉は司会のTさんでした。メモも見ずにペールギュントのお話を感情豊かにお話になったところは圧巻 でした。その雰囲気にお客さんだけでなく、演奏者の方も飲まれて、とても充実した音楽が出来たように思います。これからは細かいところを詰めていかないと いけませんね。

2003年10月のご挨拶

早いもので、今年もあと3ヶ月を切りました。風もだんだん冷たさを増してきて冬が近くなってきているのを感じる今日この頃です。更新が遅くなってごめんなさい。ちゃんと元気にしております。

今月は、今年の中で最もコンサートが多い月になりそうです。5日にはざま弦楽アンサンブルのふれあいコンサートがありました。18日には午前・午後ダブルヘッダーでコンサートがあります。

素 晴らしい音響設備があるコンサートホールでの演奏は勿論魅力的ですが、私にとって、野外コンサートやファミリーコンサートは、自分の音楽への思いを身近に 感じていただける場、そして聴いて下さっている皆さんの反応を肌で感じることができる場として自分にとって、とても大切な場です。指揮者はコンサート本番 の場では、練習のときに積み重ねてきた音楽メッセージを集大成として演奏者の方々に伝えています。演奏者の方々は、そのメッセージを受け取ってくださって 精一杯表現してくださっています。その熱意を聴いてくださる方にも肌で感じていただければと思っています。もちろん、いい演奏であればコンサートホールで も伝わりますが、演奏者とお客さんの距離が近いふれあいコンサートの方が、かしこまらず自然に聴いていただくことで、より伝わるのではないかなと思いま す。

一回一回、自分が作曲家の方が残したメッセージを自分の感覚で表現できる機会があることに感謝して、取り組んでまいりたいと思います。