春といえば、プロ野球の季節が始まりました。私が小学生の時から応援している我らがヤクルトスワローズ、去年は最下位に低迷してしまいましたが、今年は開幕から絶好調で幸先の良いスタートを切っています。
私はいわゆる「弱い」けれど「強くありたい」というチームが好きです。パリーグで言えば楽天、相撲で言えば舞の海です。私がヤクルトファンになった小学校4 年生の頃、スワローズは2年連続最下位でした。テレビの巨人戦で見る当時のヤクルトは本当に弱く、個々の選手は精一杯やってるのに負けてばかり。まさに負 けっぱなしなのにでも、悲壮感はあまりなく、明るさや若さが印象に残るチーム。いらいらもするけれど、どうしても応援したくなる。一つでも勝ったらものす ごく嬉しくて、気づいたらヤクルトファンになっていました。
去年最下位だったのに、ヤクルトのエースと4番が去年優勝した某球団に移籍し、 いよいよ厳しい状況に追い込まれたスワローズ。前評判はどの解説者も厳しい評価でした。まだ始まったばかりですが、それでも若手の活躍や足の速い選手の活 躍で躍進しています。もともと判官びいきではじまったスワローズファンとしては、野村監督の時以来の痛快なシーズンになりそうです。
私は、 ヤクルトを応援しながら、自分のハンデを実感したり、壁にぶつかったりする自分を重ねて、自分にエールを送っているような感じがしています。長年ヤクルト を応援して学んだことでもあるのですが、私は、弱者が強いものと対等に渡りあえるようになるために、大切なことが3つ、あると思っています。
- 『自分が弱者である現実を認め、背伸びをせず、謙虚に学び続けること』
- 『自由な発想で、自分の強み、良いところを最大限生かすこと』
- 『動機を強く持って、なにがあっても諦めず、誰よりも長く、経験を積み重ねること』