2004年3月のご挨拶

日々、日差しが暖かくなってきていますが、皆さんはお元気ですか?

今月は私の誕生日 のある月です。ついに私も20代最後の誕生日を迎えることとなりました。歳を重ねると誕生日がおめでたくなくなるとよく言われますが、29年という歳月を 皆さんと共に温かく過ごせましたことを、心から感謝したいと思います。先日、中学校時代の同窓会がありました。この歳になるとみなさん忙しく数人しか集ま ることができませんでしたが、14年ぶりの再会は本当に嬉しいものです。みんなそれぞれ大人の男性、女性になっているのに、どこか笑顔や口調、そして雰囲 気が当時のまま。どうしてこんなにも嬉しいのかと自分でも不思議なくらい心が沸き立つ時間でした。ついつい年甲斐もなく夜通しで飲んでしまいました。(い や、まだまだ体力はあるのかも!)もうすぐパパになる友人、奥さんになる友人、自分のお店をしっかり経営している友人、自分の仕事に誇りを持っている友 人、当時と変わらず温かな友人、今も昔も最高のエンターティナーな友人。そして心ならずも亡くなってしまった友達。それぞれの人の14年間に思いをはせな がらも、自分が一人ぼっちではなく、ちゃんとどこかでみんな頑張ってた事実に改めて気づいて嬉しかったのかもしれません。みんな自分の足で自分の道を踏み しめてる、そんな姿が眩しかった。(ずっと逢っていない友人の方、ご連絡お待ちしています!)

私は小学生、中学生の時、「自分は薄命」説を 信じていました。自分がまさか30代を迎えようというこの歳まで生きていると想像していませんでした。その時その時、精一杯楽しく、精一杯やれれば、それ で悔いが残らなければいいと、当時そう思っていました。今思えば、それは自分の将来への責任逃れや計画性のなさにつながっていて、刹那的な考え方は反省す べき点も多いことは事実です。ですが、振り返ってみてこれまでの29年の人生、本当に幸せなものであったと思っています。心ある多くの人に囲まれ、自分の したいことを、たとえ少し遠回りであったとしても貫いてこれたことを感謝しています。

20代最後の誕生日を迎えるにあたり、残された時間はどのくらいであろうとも、中長期的な自分の将来から目をそむけずに、今やりたいこと、今しかできないこと、今すべきことをひとつひとつ積み重ねて生きていこうと思います。
三寒四温のこの季節、どうかお身体にはお気をつけ下さい!