2003年10月のご挨拶

早いもので、今年もあと3ヶ月を切りました。風もだんだん冷たさを増してきて冬が近くなってきているのを感じる今日この頃です。更新が遅くなってごめんなさい。ちゃんと元気にしております。

今月は、今年の中で最もコンサートが多い月になりそうです。5日にはざま弦楽アンサンブルのふれあいコンサートがありました。18日には午前・午後ダブルヘッダーでコンサートがあります。

素 晴らしい音響設備があるコンサートホールでの演奏は勿論魅力的ですが、私にとって、野外コンサートやファミリーコンサートは、自分の音楽への思いを身近に 感じていただける場、そして聴いて下さっている皆さんの反応を肌で感じることができる場として自分にとって、とても大切な場です。指揮者はコンサート本番 の場では、練習のときに積み重ねてきた音楽メッセージを集大成として演奏者の方々に伝えています。演奏者の方々は、そのメッセージを受け取ってくださって 精一杯表現してくださっています。その熱意を聴いてくださる方にも肌で感じていただければと思っています。もちろん、いい演奏であればコンサートホールで も伝わりますが、演奏者とお客さんの距離が近いふれあいコンサートの方が、かしこまらず自然に聴いていただくことで、より伝わるのではないかなと思いま す。

一回一回、自分が作曲家の方が残したメッセージを自分の感覚で表現できる機会があることに感謝して、取り組んでまいりたいと思います。