2008年5月のご挨拶

部屋からの夕焼けの写真
こんにちは。青葉が美しい季節になりました。今住んでいるところは地上7階で見晴らしがよく、少し離れたところに昭和記念公園もあり、大きく広がる新緑の景色に心が癒される思いがします。(毎朝起きると、ついぼんやり外を眺めてしまいます。)

あっという間にG.W.も終わってしまいましたが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか?天気予報では、晴れの日が多い予報だったのに、なんだか曇りや小雨の日が多かったのが残念でした。

私は、3日に大きなホームセンターに行ってきました。本棚を作るための木材を買うのが目的です。中学校の「技術」の授業で椅子作りを経験した時、満足に釘も 打てず、のこぎりで切るのも曲がってしまう、そんな有様で先生に手伝ってもらった記憶がある私ですが、DIYに興味を持つ私の相方の影響で、先月1×4材 でテレビ台を製作したところ、思いのほか楽しく、簡単できれいに仕上がったのでびっくり。(木材はあらかじめホームセンターで切ってもらったので、組み合 わせるだけでよいのですから当たり前かもしれません。。)家の家具が、本物の木で、かつ手作りで自分の欲しい寸法で出来ていく、なかなか魅力的な趣味だ と、柄にもなく思っています。次は本棚兼勉強机に挑戦です。(まだ設計段階ですが)

5日には、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に行ってきまし た。日本を代表する二人の弦楽器奏者、ビオラの今井信子さん、ヴァイオリンの庄司紗矢香さんの演奏を聴きました。午前中は今井信子さんの深い味わいのアル ペジオーネ・ソナタ。ビオラでこの曲を聴いたのは初めてでとても新鮮でした。夜10時半からの庄司さんのシューベルト、帰国して初めて、久しぶりの庄司さ んのコンサートでしたが、ピアノの小菅さんと共に、凛とした中にも、生き生きと明るく、楽しそうに音楽が紡ぎだされていく、すがすがしさが印象に残るコン サートでした。終演が11時20分と終電での帰宅となったしまいましたが、とても充実した一日でした。

私は、今年から10年ぶりに学生に戻って、週3回ほど東京音楽大学に通学しています。10代や20代初めのエネルギーに溢れた学生の皆さんに混じって、指揮を勉強しています。改めて満員電 車の恐ろしさも体験しています。それでも、自分にとって、初めての「音大」体験、たくさんの素晴らしい先生方、才能ある学生の皆さんと触れ合い、刺激的で 充実した日々を過ごしています。日々の生活の中で、人間関係、自分の体調、そして将来と、数々の心配や不安と戦いながらも、それでも毎日、自分の愛する音 楽に集中できる環境にあるというのは贅沢で素晴らしいと、改めて思っています。