2006年2月のご挨拶

こんにちは。2月はコンサート準備で忙しく、ついに更新ができませんでした。毎月ホームページで私の消息を確認して下さっている方々、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

1月に博多に行ったばかりでしたが、2月はコンサートの企画打ち合わせのために、広島へ行きました。博多のからの帰りは「青春十八切符」でしたので、途中下 車した広島からでも丸一日以上かかりましたが、今回は往復新幹線。片道4時間、今更ながら新幹線の速さには驚かされます。(飛行機のほうが速いのですが、あまり得意ではありません。。そう、のだめカンタービレの某誰かさんのように。別に辛い過去とかないですけどね。。)

広島では「もみじ作業所」というところに伺ってきました。今まで大変不勉強で、作業所という場所を訪れるのは初めてのことでした。私よりずっと障害の重い方々が、おひとりおひ とりの持てる力を最大限生かして、一生懸命に仕事に取り組み、自立していらっしゃる姿に、本当の力強さを感じました。また、歌や詩、そして絵など、普段何 気ないと思えることに対する感覚の鋭さ、自分を表現したいというエネルギーの圧倒的な大きさに、同じ「障害者」であり、「表現者」である原点をまざまざと 見せてくださったようで、負けて入られないという気持ちを強く持ちました。もみじ作業所の皆さんが主催されるコンサートは、広島厚生年金大ホールが満員に なるほどの盛況ぶりで、聴きに来られた方がみな、「大きな元気をもらった」と感想をおっしゃるそうです。私もそういうコンサートを持つことが、自分のひと つの目標だと再認識いたしました。

本当に幸せなことですが、今年の夏に、そのもみじ作業所のみなさんと、私のジョイントが広島で企画されています。まだ企画段階ですので、具体的な内容については何も申し上げられませんが、実現できたらこんなに嬉しいことはありません。与えられた素晴らしい機会を生かせるように、その日に向けて、自己を磨いていきたいと思います。