宮野谷義傑の音楽聴こう!

以前担当させていただいていたインターネットラジオCare Fit WEB STATION Kizzna~紲~の情報です。
普段からクラシックを聴いている方にも、音楽の授業以来全然聴いていないという方にも、気軽にリラックスして聴いてもらえる番組にしたいと思っています。音 楽に限らず、雑談を交えて音楽をご紹介していこうと思います。30分という短い時間で、どうしても一曲お聞きいただくわけに行かないのが残念ですが、興味 を持っていただいたら、ぜひCDやコンサートで聴いてみてください。そんなきっかけになれば幸いです。お仕事の息抜きに、コーヒー片手に気楽にお聞きください。

2007年12月13日(木)に配信開始、隔週木曜日に新しい番組が配信されていました。

放送記録

第24回 2008年10月30日放送開始

今回は、シベリウスの生い立ちや音楽人生の歩みを、フィンランドの歴史的背景等をまじえ詳しくお送りします。
充実した福祉・教育システム等で、近年注目度の高いフィンランドに触れることができるチャンスですよ

第23回 2008年10月16日放送開始

今回は「オーケストラコンサート第2弾」。リーズナブルなチケットで地域に根ざした音楽活動を行っている我らが日本の優秀なプロ・オーケストラを、北から南まで、詳しく紹介します。

第22回 2008年10月2日放送開始

今回は、今秋来日する有名交響楽団情報を中心に世界の交響楽団や障がい者のためのチケット購入にまつわる情報を紹介します。

第21回 2008年9月18日放送開始

今回は今年没後100年の名ヴァイオリニスト、サラサーテをご紹介。彼の人生において、また歴史的にも非常に貴重な音源と共にご紹介します。

第20回 2008年9月4日放送開始

数回に分けて、宮野谷義傑が大切にしているスメタナの名曲、連作交響詩「我が祖国」の魅力に迫っています。
今回は、作曲家スメタナ「わが祖国」の3曲目「シャルカ」をご紹介。この曲はボヘミアのシャルカ谷に伝わる女戦士シャルカの物語を描いたもの。耳が全く聞こえない作曲家スメタナがいきいきと描いた交響詩を、宮野谷氏の情景の解説と共にお楽しみください。

第19回 2008年8月21日放送開始

数回に分けて、宮野谷義傑が大切にしているスメタナの名曲、連作交響詩「我が祖国」の魅力に迫っています。
今 回は「我が祖国」から2曲目、有名な「モルダウ」を紹介。この「モルダウ」という曲はおそらく多くの人になじみのある曲だと思います。一方これを作曲した スメタナがどのような人だったかは意外と知られていません。今回はそのスメタナの苦難に満ちた人生と共に美しいこの曲を紹介します。

第18回 2008年8月7日放送開始

今回から数回に分けて、宮野谷義傑が大切にしているスメタナの名曲、連作交響詩「我が祖国」の魅力に迫ります。
今回はチェコ人の魂の源と言われる街の栄華盛衰を描いた「ヴィシェフラト」を紹介。

第17回 2008年7月24日放送開始

今週はパリからの質問にお答えする形で様々なクラシック曲をご紹介します。その質問とは・・・「クラシックの編曲について」。
あの有名曲が編曲の違いでこんなにも変わる「編曲」の魅力を楽しんでください。

第16回 2008年7月10日放送開始

前回に引き続き、バイオリン奏者の池澤卓郎さんをゲストに迎えお送りします。
ホテルの屋根裏部屋で生活を始めた、パリの思い出と共に、パリの音楽についてもお伺いします。楽器を取り上げられ、電車に乗り遅れ、そして・・・忘れられないフランス1日目の出来事とは?
バイオリンはもちろんですが、池澤さんの人間的な魅力、感じることができます

第15回 2008年6月26日放送開始

今回は、番組初のゲスト!バイオリン奏者の池澤卓郎さんをお迎えしてお送りします。
実際に音を聴かせてもらいながらバイオリンの魅力に迫ります。あなたもきっとバイオリンが好きになる!!

第14回 2008年6月12日放送開始

今回は、宮野谷さんが留学していた、ウィーンの食事情をご紹介。ウィーンの名物料理、デザート、そしてウインナコーヒー!!これを聞けばあなたもきっとウイーンに行きたくなる!?
ウィーン出身「20世紀最高のヴァイオリニスト」クライスラーの楽曲を聴きながらお楽しみ下さい。

僕たち私たちのLOVE&PEACEゲスト出演

バリアフリーロックバンド「サルサガムテープ」のリーダー かしわ哲さんがパーソナリティをつとめる「One Small World 僕たち私たちのLOVE&PEACE」にゲスト出演させていただきました。
か しわさんの温かい包容力が私に勇気をくださいました。テンポのよいトークにひきこまれリラックスして挑めたはずが、リコーダーを少しだけですが演奏したら 何度も間違え、すっかりヘロヘロ状態に逆戻り。。。でもとても楽しくお話しすることができました。ご興味のある方は是非お聴きください。
Care Fit WEB STATION Kizzna~紲~」 CH4 「One Small World 僕たち私たちのLOVE&PEACE」 第73回放送分です。
番組内容
宮野谷さんがくじけそうな時、支えになってくれたのは音楽だった・・・。大好きなベートーヴェンの「運命」をリコーダーだけで完全コピーした少年時代。カミナリにうたれた程衝撃を受け、人生を変えたある出来事とは?
指揮者が考えていること、指揮をする楽しさ、難しさについてもお伺いします。

第13回 2008年5月29日放送開始

前 回は、クラシック界を代表する天才の一人、ベルリオーズをフィーチャーしてお届けしましたが、今回は、その彼が作曲した奇跡の曲「幻想交響曲」を紹介。ダ イジェストで曲を流しながら、宮野谷さんが聴き所を紹介!!この曲に込められたメッセージ、そしてストーリーが見えてきます!!
他では聴くことの出来ない解説付きの「幻想交響曲」。お聴き逃しなく!!

第12回 2008年5月15日放送開始

今回は、まさにクラシック界のジミ・ヘンドリックス!!奇跡の天才作曲家、ベルリオーズをフィーチャー!
ピアノが弾けないにもかかわらず、100人にも及ぶオーケストラの為の曲を書いてしまう、その音楽的才能、革新的な作曲や演奏方法についてもご紹介します。
次回は、ベルリオーズの名声を確立した「幻想交響曲」のストーリー、そしてその元となった、情熱的な恋愛体験をお伝えします。お楽しみに。

第11回 2008年5月1日放送開始

今回はGW期間中行われる、クラシックの一大イベント"ラ・フォル・ジュルネ"をご紹介!!今回のテーマは「シューベルトとウィーン」ということで、シューベルトに焦点を当てお届けします。
シューベルトはクラシック界の小室哲哉?生涯で1000曲以上を作曲した彼の作風、そして、楽曲の解説もつけてお届けします。

第10回 2008年4月17日放送開始

今回は"オクテで慎重"な作曲家、ブラームスをピックアップします。こだわり過ぎて21年を費やした交響曲第1番とは?

作曲家、ブラームスの人柄とともに、楽曲の解説もつけてお届けします。

第9回 2008年4月3日放送開始

今 回はオーケストラの楽器特集、第一弾として「クラリネット」を紹介します。宮野谷さん自身、高校の時からなれ親しんできたという楽器、クラリネット。実際 に音を出しながら、その特徴や演奏方法をご紹介します。モーツアルトやベートーベンも愛したというクラリネットの魅力をたっぷりお届けします。

第8回 2008年3月20日放送開始

今 回は偉大なる作曲家、モーツアルトをピックアップ。天才と呼ばれるようになった数々のエピソード、そして意外にも順風満帆ではなかったその人生についても ご紹介します。モーツアルトの優しさを感じることの出来る、三通の手紙とは?モーツアルトの楽曲と共にお楽しみ下さい。

第7回 2008年3月6日放送開始

今回ピックアップしたのは"交響曲の父"と呼ばれる作曲家、ハイドン。
彼の人生と共に、ユーモア溢れる音楽の特徴、そして"交響曲の父"と呼ばれるようになった理由もご紹介します。

第6回 2008年2月21日放送開始

今回は"交響曲"を噛み砕いて紹介。4つの楽章、そしてその傾向について、モーツアルトの交響曲第40番を聞きながら、宮野谷さんが解説を入れています。
これを聴けばあなたも"交響曲"とは何か?きっと分かります!

第5回 2008年2月7日放送開始

今回のテーマは「作曲家の恋」。
ロマン派の巨匠、ロベルト・シューマンとその妻クララとの情熱的な恋物語をご紹介します。シューマンがメロディーにたくした秘密のメッセージとは?

第4回 2008年1月24日放送開始

今回は、宮野谷さんが留学していたウィーンの、買い物事情について。日本とオーストリアの違い、カルチャーショックとは?

第3回 2008年1月10日放送開始

今回は、指揮者の仕事を分かりやすくご紹介します。あまり知られていない、指揮者の奥深い世界とは?また同じ曲でも、指揮者によって演奏が変わる!!その違いが分かりやすいように、3度、指揮者を変えてお送りします。スペシャルな指揮者も登場!?

第2回 2007年12月27日放送開始

今回は宮野谷さんが、2007年夏まで留学していたウィーンの話を交えながら、ウインナワルツをお送りします。音楽三昧の日々を過ごしたウィーンの魅力をたっぷり紹介!澄み切った夜空、温かい街明かりを想像しながら演奏をお楽しみ下さい。
そんなウィーンといえば、毎年1月1日に世界最高峰のオーケストラの一つ、ウィーンフィルが、ニューイヤーコンサートを行います。日本でも生中継されるそうなので興味のある方は是非チェックしてみては?

第1回 2007年12月13日放送開始

記念すべき第一回はベートーヴェン「運命」について。

東京都多摩障害者スポーツセンター クリスマス会

日時2007年12月9日(日)14:00開演
会場東京都多摩障害者スポーツセンター体育館
演奏立川Red&Blueウィンドアンサンブル
指揮宮野谷 義傑
演奏曲目
  1. ウィンターワンダーランド
  2. 星条旗よ永遠なれ
  3. 世界に一つだけの花 他
チケット入場無料


久しぶりにブラスバンドの皆さんと音楽をする機会で、とても楽しむことが出来ました。オーケストラと違い、いい意味で「体育会系」で、音楽表現上の提案に「はい!」というきりっとしたお返事を頂き、短い時間ながらしまった練習をすることが出来ました。

演奏会本番も、ブラスバンドらしい明るいエネルギーに満ちた舞台で、聴いて下さった方々から大絶賛を頂きました。普段から駅前ライブなどお客さんと近い場所 で、お客さんと一緒に楽しむことを活動の一環とされているだけに、さすが!という感じです。楽器紹介のトークも皆さん慣れていて、びっくりでした。またぜ ひ共演させていただきたいと思います。

2007年12月のご挨拶

帰国の飛行機内の写真
こんにちは。随分更新が滞ってしまい、皆さんにご心配をおかけして申し訳ありません。この度、無事にウィーン留学から帰国いたしました。これからまた、日本で心機一転、再出発する気持ちで頑張ってまいる所存です。どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

先日、ウィーンで大変お世話になったウィーンフィルチェロ奏者のヨルゲン・フォクさんと奥様の陽子さんが中心として世界で活動されているウィーン五重奏団の コンサートを聴きに行ってまいりました。まだヨーロッパから帰国して3ヶ月しか経っていないのですが、ウィーンの音を聴き、そしてお世話になったウィーン フィルの方々に久しぶりに会って、ウィーンフィルのコンサート・リハーサル・オペラ三昧という夢のような日々を思い出し、改めて素晴らしい体験をしたと実 感しました。

去年の10月から一年次間、ウィーン国立音大助教授のピロンコフ先生の特別のご推薦を頂き、指揮実技の授業を聴講しました。世 界中から集まった指揮者志望の学生のレッスンは大変面白いものでした。当初はドイツ語があまり分からず、曲分析の授業は正にチンプンカンプンでしたが、毎 日語学学校に通ったお蔭で少しずつ吸収できるようになりました。時には、ヤンソンス氏やブーレーズ氏が指揮レッスンやリハーサルをするなど、とても刺激的 な環境でした。

憧れの偉大な作曲家たちのゆかりの地を訪れることも貴重な体験となりました。ベートーヴェンやモーツァルトが過ごした空間や 景色を時代を超えて共有することは、その場所でないと出来ない体験です。演奏は時間を越えた作曲家とのコミュニケーションだと私は思っているので、音楽に 取り組む時は、作曲家の心情や環境にも注目するべきと考えています。同じ喜怒哀楽を持った人間として身近に感じると同時に、それぞれの人生を必死に生き抜 き音楽に打ち込んでいた姿に、これからも真摯に音楽に取り組む決意を新たにしました。
音楽の都、厳しい一面も多くありました。挫折や自信喪 失も経験しました。習慣や文化、言語の違いからアクシデントも多くありました。正直、車椅子であること、日本人であることによる差別も経験しました。 ウィーン以外、ローマやパリ等の街ではバリアフリーが行き届いていない現状に立ち往生することも多くありました。でもその中で音楽を聴き、音楽に取り組む ことが出来ることの幸せを身に沁みて感じることができました。

2008年はさらに感性、知識を磨くと同時に、経験してきたことや音楽の魅力 を、より多くの方と分かち合っていけるような活動をさらに進めていきたいと思っています。今月13日よりインターネットラジオで番組を担当させていただけ ることになりました。いろいろな挑戦をしていきたいと思います。今後とも応援宜しくお願いいたします。