2008年7月のご挨拶

クワガタのかずのり君

こんにちは。じめじめと湿気の多い暑い日が続いていますが、皆さんはお元気ですか?ウィーンでの夏は日差しが強くて暑い、という感じでしたが、東京 の夏は、湿気がじわじわ体力を奪っていく感じで、電気代節約しなくてはと思いながらも、どうしても我慢できずにクーラーをつけてしまう夜が続いています。

先日、住んでいる団地の廊下でコクワガタを発見し、なんだか子供の頃の友人に再会したような気持ちがして、我が家にご招待して、一緒に暮らしていただくこと にしました。発見当初は弱っていて元気がなかったのですが、おがくずや餌のゼリー(栄養剤入り!?)を買って、元気にしています。名前を呼んだら駆け寄っ てくる!・・・なんてことはないのですが、どこか愛らしいです。

夏になると思うのですが、電車の中のクーラー、どうしてあんなに強いので しょうか。ラッシュ時はちょうど良く感じられることは確かなのですが、すいている時間帯でも同じ設定のような気がします。弱冷房車というのもありますが、 いちいち選んで車輌を乗ってませんし、半袖で寒くていられないほど、というのはこのエコの時代、少し考え直しても・・と思ってしまいます。(ま、クーラー が夏の恋人と公言している僕が言えることではないかもしれませんが・・・)

先月、小学校時代の恩師が校長先生を勤められている、江東区の小学校に伺って、お話と音楽会をさせて頂く機会がありました。全校生徒700名という元気な子供達との素晴らしい出会いでありました。

小学校時代の先生は、初めて運動会に参加させてくれたり、夏休みにプールの体験をさせて下さった、前向きなエネルギーに溢れた先生でした。クラスの歌を作っ たり、先生のギターでみんなで歌ったり、音楽がとても好きな先生でもありました。そして、先生から挑戦することや一生懸命やることの大切さを、知らずしら ずのうちに教えていただいたと思っております。

今回、先生にお招きいただいたので、せっかくなので生演奏の音楽にも触れてもらいたいと思っ て、東京音大の有志の方々にご協力頂きました。(ありがとうございました!)そして音楽を交えつつも、先生から小学校時代に伝えていただいたことをぜひみ んなにもお伝えしたい!と思って、
  • 自分が本当にやりたいことを一生懸命探して欲しい
  • 夢を見つけたら、あきらめないで欲しい!
というお話をしました。

当日、とても嬉しい誤算がありました。それは、僕の想像以上に明るく元気一杯な子供達の笑顔、圧倒的なパワーでした。当日は1年生から6年生まで700名以 上のみんなに集まってもらいました。僕がなにか質問を投げかけると、みんな元気に答えてくれる、指揮者を体験してみたい人いますか?とみんな目をきらきら と輝かせて一斉に手を上げてくれる!みんなで歌う時は、弦楽器の伴奏が聞こえなくなるくらい元気な声で歌ってくれました。(「となりのトトロ」の歌詞、一 番しか用意してなくてごめんね・・)。近年、子供達を囲む暗いニュースが多く、少し心配だったのですが、さすがは先生が校長先生をされている学校の子供 達!みんなちゃんと自分の意見や感想も言えるし、積極的に挑戦できるお子さんばかりで、本当に嬉しくなりました。でも演奏が始まったとたん、みんな一瞬で シーンとなって音楽を聴きいってくれました。

そんなまぶしいくらいのまっすぐな気持ち、好奇心、エネルギーを子供達がちゃんと持っていてくれたことに、今回僕の方が勇気付けられました。
アンコールで、「星に願いを」を演奏しました。

心から願いを込めてその歌詞の一部をここに載せたいと思います。
星に願いを懸けるとき
誰だって
心を込めて望むなら
きっと願いは叶うでしょう
心の底から夢みているのなら
夢追人がするように
星に願いを懸けるなら
叶わぬ願いなどないのです。

江東区立枝川小学校 講演

日時2008年6月28日(土) 13時30分開演
会場東京都 江東区立枝川小学校
演奏東京音楽大学 弦楽器奏者有志
指揮宮野谷 義傑
演奏曲目当日発表
備考一般のご入場は不可です。

立川管弦楽団 第54回定期演奏会

日時2008年6月22日 14時開演
会場立川市市民会館(アミューたちかわ) 大ホール
演奏立川管弦楽団
チェロ独奏ラチェザール・コストフ
指揮古谷 誠一
演奏曲目
  1. ドヴォルザーク 序曲「自然の中で」
  2. ドヴォルザーク チェロ協奏曲
  3. シベリウス 交響曲第2番
チケット1,000円(全席自由:5月17日発売予定)

2008年6月のご挨拶

東京音大オケ練習の写真
こんにちは。雨の季節になりました。私の通う学校は池袋駅から徒歩13分位なのですが、行きは下り坂なので、小雨の中、突っ切るようにして通ってい ます。車椅子を運転する時は傘が持てないので、雨の日は厳しいのですが、でも、それまで降っていた雨が出かけるときだけちょっと小止みになっていたりする と、少しだけ幸せな気分になったりもします。(逆も。。ありますけどね)
巷に雨が降るごとく・・・先月は個人的にかなり精神的に厳しい月で ありました。個人的な音楽の問題、体調、人間関係、積み重ねてきたものが、もろくも崩れかける残酷な瞬間、いろいろな問題を抱えてかなり苦しい時間もあり ました。でも、そんな時こそ、人の温かみや優しさ、音楽の力、言葉の力を強く感じることができる大切な時間のような気がします。音楽仲間の前向きな思い、 中学校の恩師や旧友との再会で蘇る大切な思い出、初心、ひとつひとつにいとおしさを感じます。

先月、いつもお世話になっているインターネッ トラジオKizznaで、バリアフリーロックバンド「サルサガムテープ」のリーダーのかしわ哲さんがパーソナリティをされる「One Small World 僕たち私たちのLOVE&PEACE」にゲスト出演させていただきました。実は、あまり心に元気のあるときではなかったので最初どこ かトーンが低めだったのですが(申し訳ないっ!)、かしわ哲さんの包容力のある温かい進行の中で、私の音楽への愛情、自分の原点に関して、自分の心の根っ この部分でお話をさせていただいて、自らの人生への推進力というか、大切な信念をあらためてくっきりと思い起こさせていただきました。そして、かしわ哲さ んの力強い、心のこもったエールに力を得ることが出来ました。あらためてかしわ哲さん、その愛情の奥深さに頭が下がる思いがします。
詳細はラジオのページをご覧下さい。

先日は、東京音楽大学に通い始めて、初めてのオーケストラを振る授業がありました。昨年まで私は、1年間、ウィーン国立音楽大学に聴講生として通い続けて、 正規学生の方々のオーケストラ練習を見学していました。もちろん見学の中で、たくさん得るものがありましたが、一方で自分が指揮台に立てない、僕ならこう するのに指揮をさせてもらえない!!という思いが募っていました。今、あらためて日本の音楽大学に通って、ともに音楽を勉強している学生さん達が演奏する オーケストラの前に立てた瞬間のあの幸福感はなんともいえないものがありました。プロを目指す真摯な演奏者の方々との積極的な音楽作り、コミュニケーショ ン。目と目が合ったときの心の会話。素晴らしい音による回答!やはり、指揮ができることはありがたく、幸せだと感じました。

月並みではありますが、今月も頑張っていこうと思います。

P.S.今月は僕がクラリネットで参加している立川管弦楽団のコンサートです。
よろしければぜひお出かけください!