音楽のパレット2nd.コンサート ~今年もとことんアンサンブル~

日時2007年2月8日(木)18時45分開演
場所広島市東区民文化センターホール
演奏音楽のパレットアンサンブル
ヴァイオリン独奏 田野倉 雅秋 (広島交響楽団コンサートマスター)
ソプラノ独唱塩井 京子
指揮宮野谷 義傑
演奏曲目
  1. エルガー 愛の挨拶
  2. シベリウス ロマンス
  3. ヘンデル グローリア
  4. ヴィヴァルディ 「四季」より春
  5. ホルスト セントポール組曲
チケット一般 前売 2,500円 当日 2,800円
中学生以下 前売 1,500円 当日 1,800円

前回2006年7月15日の第一回のコンサートから半年、今回は弦楽アンサンブルと小規模ながら、ヴァイオリンソロに田野倉さんを迎え、非常に充実したメン バーで演奏会に臨みました。私がウィーンに滞在していたため、私の至らないところも多々あり、準備段階からさまざまな困難を抱え、主催の鈴光さんも大変な ご苦労をされて本番の日を迎えることとなりました。

私にとって久しぶりの実践の場で少々緊張しましたが、3日間のリハーサル、とても良い集中力でした。

前半は今年記念イヤーを迎える二人の作曲家、後半は音楽教師をしていた作曲家というテーマもあり、とても面白く仕上がったと思います。演奏者の皆さん、スタッフの皆様、素晴らしい機会を頂きありがとうございました。

2007年2月のご挨拶

久しぶりに日本に帰って日本の生活を満喫しすぎたのでしょうか、2月のご報告が相当遅れてしまいま した。毎月読んで下さっている皆様、申し訳ありません。(最近流行りのブログ、毎日更新しているものを見ると、心から尊敬してしまいます。月1回ですら滞る私にはとても無理です)

2月は広島で「音楽のパレット 2nd.コンサート」がありました。このコンサートはある主婦の方を中心とした市民団体の方がコンサートの企画・運営をしてくださっています。今回は準備 段階でずっと海外にいたため、連絡等がタイムリーにできず大変なお手数とご迷惑をおかけしてしまいました。ここに改めてお詫びと感謝を申し上げます。あり がとうございました。

演奏者の皆様もとても熱心にリハーサルにご参加下さり、短いながら充実したリハーサルでした。久しぶりの実地で不安も あったのですが、温かく盛り上げてくださいました。ヴァイオリンソロ  田野倉雅秋さん(広島交響楽団コンサートマスター)ソプラノの塩井京子さん、コンサートミストレスの高橋和歌さんをはじめたくさんの素晴らしい音楽家の皆 さんと音楽ができてとても楽しかったです。
今まで海外旅行へ入っても、これほど日本を空けたことはなかったので、日本食や日本が相当恋しい だろうと思っていたのですが、それはそうでもなかったようです。やはり同伴者がウィーンでなんとか日本食を作ってくれてるおかげだと思います。とはいえ、 久しぶりの実家での食事はまたとても良いものでした。ウィーンでも日本でも本当に自分は恵まれた環境にあると実感しました。

2007年1月のご挨拶

楽友協会の写真
明けましておめでとうございます。

生まれて初めてヨーロッパで正月を過ごしました。家の中にいても爆竹と花火の音がひっきりなしに鳴っていて、まる で戦場のようです。外に出ると、道端では歩くすぐ脇で突然爆竹が鳴ったり、路上で打ち上げ花火をあげたり、大騒ぎです。かなり危険です。広場では年末の市 が立ち、たくさんの豚のぬいぐるみを売っていました。「え!?こっちでも猪年?」と一瞬思ったのですが、豚は新年のラッキーアイテムで、贈り物などにする そうです。(他にもてんとう虫、四葉のクローバーなど)

年越しはお世話になっているウィーンフィルのチェロ奏者FさんとピアニストのUさん ご夫妻のご自宅にお招き頂き、テラスから花火を見せていただきました。見渡せる限りあちこちから無数にあがる冬の花火はとても壮観でした。ラッキーアイテ ムの「豚」の鼻を使ったお料理をいただきました。スライスしてあり、形が少々リアルでしたが、美味しくいただきました。

2006年年末はニューイヤーコンサートのリハーサルを見学させていただくことができました。毎年テレビで見ていたコンサートのリハを見ることができる のは感無量でした。指揮はズービン・メータ氏。私はリハーサルを見るまで、彼の棒さばきはあまりに切れがよく、力強いので、ポルカやギャロップには向いて いても、甘くやわらかいワルツの指揮にはあまり適さないのではないかと思っていました。しかし、リハーサルを見学して、考えは変わりました。やはり世界第 1級の指揮者、多彩な表情と絶妙のタイミングでオケから遊び心と陶酔の音色を引き出していきました。今回は新曲も多かったせいでしょうか、そうとう念入り に何度も繰り返しリハーサルをしていました。ちなみに来年のニューイヤーコンサートの指揮はプレートル氏のようです。

やはり今年のヨーロッ パの冬は暖冬のようで、現時点では東京の真冬とそう変わらないような感覚です。雪も1・2度降っただけでほとんど積もりませんでした。積雪は車椅子には大 敵なので本当に助かります。ただ1日だけマイナス5度になった日がありましたが、この日は寒かったです。車椅子をこぐ手のひらがすぐに冷えて痛くなる、だ んだん感覚がなくなる・・。例年なら毎日こんな感じだと聞かされました。暖冬のまま今年の冬は終わって欲しいものです。

2月8日に広島でコ ンサートがあるため、日本に帰ります。パレットアンサンブルは広島で活躍する演奏家の皆さんが集まって組織された団体です。今回は広島交響楽団のコンサー トマスター、田野倉雅秋さんをソリストにお迎えしてヴィヴァルディの「春」を演奏するなど非常に聴き所満載です。広島の皆様、そして西日本の皆様、ぜひ聞 きにいらしてください!

今年は一層の飛躍の年にしたいと考えています。どうぞ、宜しくお願いいたします。

2006年12月のご挨拶

こんにちは。12月に入り、ウィーンもすっかりクリスマスムードに包まれています。カールス教会の 前の広場もすっかりライトアップされ、クリスマス市で屋台が出たり、移動遊園地があったりと、夜遅くまで賑わっています。今年の9月~11月は、18世紀 に気象観測を始めて以来の「暖かい秋」だったそうで、12月の今でも気温は最低でも2・3度、昼間は10度近くまであがっています。例年なら寒いときはマ イナス20度にもなるそうなので、今のところはとても助かっています。

先日は大学時代の友人に会いにパリに2泊3日で行ってきました。パリ に行くのは数年ぶり2度目でしたが、痛感したのは、ウィーンに比べてパリが大都会であるということ、そして都会であるにもかかわらず多くの地下鉄の駅にま だエレベーターもエスカレーターもないなど、バリアフリーがまだまだ進んでいないということです。レストランやカフェの入り口にもやはり大きな段差がある など、まだまだ車椅子には厳しい街だと感じました。

ルーブル美術館の中の段差解消機は新しくなっていて、以前はいちいち係員を探さなくては 乗れなかったものが、自分で乗れるようになっていました。ただ全ての階段にこの機械が付いているわけではないので、時には遠回りしなくてはならないのは問 題です。(ルーブル、オルセー美術館の入場料は障害者は無料なのであまり文句は言えませんが。)モナリザが入り口からぐっと近くになっていたのには驚きま した。(たどり着くまでに楽になったのは嬉しいのですが、少しありがたみが薄れてしまったような気がするのは私だけでしょうか)
ウィーンは パリに比べると小さな都市ですが、バリアフリーは思いのほか進んでいます。地下鉄は4路線ほとんど全ての駅にエレベーターがついています。中心部を走るバ スは全て低床バスですし、路面電車も半分くらい低床車輌が走っています。交通手段に関しては日本に負けないくらいバリアフリーが進んでいるのではないで しょうか。

ただ、ウィーンの建物は歴史的に古い物が多いので、どうしても入り口から段差があるものが多いようです。建物の中にもエレベー ターの前に数段階段があったり、ひとりで行動するにはやはり厳しい面もあります。オペラ座やコンサートホールの車椅子席がとても少ないことも非常に厳しい です。(毎回争奪戦です)

車椅子ユーザーにとってウィーンにはもう一つ大きな問題があります。ウィーンには愛犬家の方が多いらしく、あちこ ちで大小さまざまな犬を見かけます。みんなきっちりとしつけをされているので、車椅子を見ても(驚きたじろぐ子もいますが)吠えかかったりしてくる犬は まったくいません。大きな犬はハンニバルのように口に金属製のマスクをしている犬もいます(見てて少しかわいそうですが)問題なのは犬ではなく飼い主のほ うというべきでしょうか、道端によく落ちているんです、うん○が。たばこの吸殻もよく落ちていて、路上はとても美しいとは言い難いのですが、犬のう○こは 車椅子ユーザーには大敵です。踏んでしまおうものなら、タイヤを通じて手にまで付いてしまうのです。時には犬!?と思うような巨大なものまで。。暗い夜道 には本当に気を遣います。どうぞ愛犬家の皆さん、宜しくお願いします。

一年の最後のご挨拶が少し汚い話になってしまいました。初めて過ごすヨーロッパでのクリスマス、年末年始が楽しみです。皆様、よいお年をお迎えください。