2003年7月のご挨拶

ほんとうに早いもので、2003年も半分過ぎてしまいました。ということはMFLのコンサートまであと半年。身の引き締まる思いがします。

今年の夏は「水不足」と「電力不足」になると言われています。多くの日本人にとって蛇口をひねれば出てくる「水」とコンセントに差し込めば手に入る「電気」 は身近な存在であり、それが当たり前です。特に僕らの世代はその存在は「空気」の存在と同レベルのように感じているものです。ですが、世界には10億以上 の人が今でもきれいな水が手に入らない状況の中で暮らしています。もっと言うなら広い宇宙の中で、水が手に入る星は地球しかないんです。電気はもっと得難 いものであることはいうまでもありません。

ここで今さら水や電気の節水を訴えたい訳ではありません。政府や電力会社を批判するつもりもあり ません。僕が言いたいのは芸術を表現しようとするときに、「当たり前のように存在するもの」への感謝の気持ちがとても重要であるということです。両親、家 族、友達、恋人、仲間。そして自分の健康、命。僕たち音楽を愛するものにとっては演奏する曲、楽器、そして音楽を感じる心。この気持ちを持ち続けることは 本当に難しいものです。失う恐怖を目の前にしないとなかなか思い起こすことがないものですが、この機会に一度考えてみたいと思っています。

話は変わりますが、MFL管弦楽団公式ホームページがついに!正式オープンしました。掲示板への書き込み、相互リンク等募集中です!今月は、団員募集に一層全力で取り組みたいと思います。

立川管弦楽団 第45回定期演奏会

日時2003年06月29日(日) 14:00開演
会場立川市市民会館(アミューたちかわ) 大ホール
演奏立川管弦楽団
指揮古谷誠一
ソプラノ渡辺 史
ピアノ有森 博
演奏曲目
  1. チャイコフスキー/歌劇『エウゲニー・オネーギン』から「手紙のシーン」
  2. ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調
  3. チャイコフスキー/バレエ『眠りの森の美女』抜粋
チケット1,000円(全席自由)

クラリネットで参加。

今回のプログラムは、ロシアプログラムということでチャイコフスキー「エウゲニー・オネーギン」より(ソプラノ 渡邊 史)、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ短調(ピアノ 有森 博)、チャイコフスキーバレエ「眠りの森の美女」抜粋の3曲でした。私は前半のみの出場でした。中でも有森博さんのソロはピアニストの凄みを感じさせる大 変素晴らしいものでした。音楽家とはこれほどまでに「音を出す」ということに魂を込めるものかと痛感しました。特に、アンコールで演奏されたグルックの 「精霊の踊り」は舞台上も客席も一体になって聞き入っていて感動的な時間でした。

2003年6月のご挨拶

季節のうつろいは本当に早いもので、もうすぐ入梅です。我々、車椅子の人たちは天候の変化に弱いです。冬の「雪」にはお手上げで出かけるのを中止すること も多いのですが、雨はそういうわけにもいきません。車椅子は両手で運転するものですから、傘を持つわけにも行かず、レインコートを着込むか濡れるしかあり ません。雨の中、濡れるのもたまには気持ちいいものですが、毎日だと・・・。酸性雨は最近髪の毛にも悪いし・・。

MFL管弦楽団はやはり、今回も団員募集に大変苦慮しています。今回はヴァイオリン、チェロパートが厳しいようです。ご興味が少しでもおありでしたら、練習を覗いてみてください。チャイコフスキーの5番、いい演奏になると思います。
6月29日は立川管弦楽団のコンサートがあります。私の出番は前半のみです。素晴らしいソリストの方と一緒に演奏できることが楽しみです。(まだ一回もあわせをしていませんが)。ご興味のある方、チケットを優先的にお譲りします。ご連絡ください。

ざま弦楽アンサンブル 第6回ふれあいコンサート

日時2003年4月27日(日)
場所ハーモニーホール座間 小ホール

私と最も長いお付き合いをして下さっている「ざま弦楽アンサンブル」。今回はクラシック音楽の中では、マイナーな「イギリス」を取り上げてみました。曲目は以下の通りです。
エルガー 威風堂々 第1番 (弦楽合奏版 編曲 森山仁さん)
ご存知の通りもともとは、オーケストラの曲です。大変な技術を要する曲ですが、合宿での地道な練習の成果で、大変すばらしい演奏となりました。普段、最初の 曲は少し硬い演奏になりがちなのですが、(冒頭の私のミスもあり。。ごめんなさい)今回は皆さんが自信を持って弾いてくださっていたと思います。編曲の森 山さんの手腕にも脱帽です。
 
ヘンデル 合奏協奏曲 第9番
アンサンブル、技術向上のために毎回、必ず何らかのバロッ ク音楽を取り上げるようにしているざま弦楽アンサンブルでは、今回ヘンデルをはじめて取り上げてみました。フーガ形式、対話形式などが入り組みアンサンブ ルも難しい曲でしたが、ソリストの方を始め皆さん、よくさらってと思います。メリハリも利いていて、アンケートの評判も上々でした。
 
ビートルズ名曲選
イェ スタディ>ハローグッバイ>ヘイ・ジュード>レディ・マドンナの4曲をとりあげました。曲順に最も悩まされましたが、かなり自分でも絶妙の順番でなかった かと思っていますw。個人的にヘイ・ジュードは愛してやまない曲です。とても暖かい響きでなっていて至福の瞬間でした。弾いている皆さんはレディ・マドン ナがお気に入りのようでしたねw
 
ロンドンデリーの歌>ピクニック>踊り明かそう
ピクニック、ご来場の皆さん、歌ってくださりありがとうございました。(私一人で歌わなければならないかと覚悟しておりました。)こういうお客さんにも参加していただく企画、今回のアンケートでは好評でした。
 
ディーリアス 二つの水彩画
今 回のプログラムの曲で最も苦労した曲であったように思います。淡い雰囲気を出しながら、メロディをきれいに聞かせる。微妙なアンサンブルの加減(よく聞き あうこと)、正確なピッチ。直前まであきらめずに練習した成果が出ていたと私は思います。今回、この曲に挑戦したことで、一層の団のレベルアップにつな がっていると感じています。
 
ブリテン シンプルシンフォニー
このコンサートの企画段階から決まっていたメインの曲。練習も回数を重ねていただけあって、堂々とした演奏になっていました。強弱、テンポのメリハリも十分ついていたので、初めて聞いたお客様にもこの曲の魅力を十分楽しんでいただけたことと思います。
 
アンコール:ジョン・レノン イマジン
偶 然とはいえ戦争当事国であるイギリスを取り上げてしまった以上、ぜひ、この曲をアンコールにという私のたっての希望を取り上げていただきました。毎日、 ニュースで流れてくる戦争の情報、それに対する賛否。ともすると、そこに私たちと同じ「人間」が生きていることを忘れてしまいそうな現代。 "Imagin all the people living for today"この願いを込めて演奏しました。各パートにメロディが移っていく森山さんの編曲も見事でした。
お客さんも回数を重ねていくごとに増えていっています。これからが非常に楽しみです。