2020年2月のご挨拶

みなさんご無沙汰しております。年始早々、ご挨拶が遅くなりました。今年の冬は例年にない暖かさですが皆様いかがお過ごしでしょうか?2020年、東京オリンピック・パラリンピックもあり、賑やかな一年になりそうです。特にパラリンピックは、様々な障害、病気という運命と闘っておられる方が世界中にいるということ、そしてその中で諦めなければ多くの可能性を人は見いだせるということを間近に感じられる貴重な機会になりそうです。一方で最近の地球規模の異常気象、新型ウイルスへの不安など、今まで漠然と不安に感じていたことが少しずつ現実として感じられるそんな年明けになりました。仕事や車椅子体験のボランティア活動で子どもたちに接する機会が多くなりました。子どもたちの明るい未来を作るのは今を生きる大人の務めだと思います。アインシュタインの『いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできない。』という言葉のように、危機感を強く感じられる今こそ、大胆な価値観の転換が必要なのだと思います。SDGs(持続可能な開発目標)が世界で提唱されるようになった今、2020年が良い意味で分岐点のなった、そんな一年になることをねがってやみません。

さて、2020年(令和2年)2月22日(土)午後2時から川崎市高津区にあるすくらむ21ホールで行われる高津市民オーケストラ第26回定期演奏会の指揮をいたします。(随分「2」にご縁のあるコンサートです)2011年からのお付き合いで今回、定期演奏会の指揮をさせていただくことを大変嬉しく思っております。プログラムのうち2曲はなんと、昨年化学オーケストラの皆さんと演奏した、フィンランディアと新世界です。(全くの偶然であることに驚きを隠せません!)よく指揮者が変われば音楽も変わると言われますが、それは勿論オーケストラにも当てはまります。音楽のへのインスピレーションは人と人のコミュニケーションの中から生まれます。今回、高津市民オーケストラの皆さんとどんな音楽が生まれるか、今から楽しみです。名曲ばかりの親しみやすいプログラムです。もしご都合がよろしければ、ぜひともご来場ください。

3月上旬には、東京立川の昭和記念公園で行われるバリアフリー探鳥会のお手伝いをさせていただきます。下見の様子のブログです。
ひなこのお散歩日記
バリアフリー自然探検隊
また中旬には電気学会で指揮に関する講演をさせていただく予定です。
令和2年電気学会全国大会ホームページ

音楽、自然観察、バリアフリー活動、どれも今までの自分を支えてくれた大切なものです。こうした活動を通して多くの方と知り合い、自分を通して多くの方が繋がる。それが本当に幸せなことだと感じます。人と人の出会いは世界と世界の出会いだと思います。そこにこそ、新しい世界や価値観もあるように思います。2020年も深夜バス、新幹線を駆使して全力で駆け抜けたいと思います!どうぞ宜しくお願いいたします。