みんなが創る和と輪コンサート

和(わ)と輪(わ)コンサート~木製リコーダー&管弦楽団with 和心と煎茶~

ご好評をいただき、2回目のコンサートを開催します!テーマは音楽と和心の融合!! 煎茶と共に木製リコーダーの素朴な音色と、管弦楽団とのコラボレーションをお楽しみください。

日時 2015年2月22日(日) 14時~15時
場所 大阪府大阪市都島区 都島区民センターホール
演奏 小﨑 可奈子(アルトリコーダー愛好家)
福祉の管弦楽団「まごころ」
チケット 無料(当日、煎茶・お菓子代として100円頂戴します)
予定曲目 ♪リコーダーと「まごころ」のコラボレーション♪
・「さんぽ」となりのトトロ
・「もののけ姫」
・「カントリーロード」※手話コーラス付
♪「まごころ」♪
・「ソーラン節」
・「花は咲く」
・「Let it GO ~ありのままで」アナと雪の女王  など



http://www.orch-magokoro.com/cat/concert/20150222.html
http://danjo.osaka.jp/miyakojima/image/event/concert.pdf

2014年10月のご挨拶

みなさん、こんにちは。長い間ホームページの更新が滞ってしまい、大変失礼致しました。相変わらず毎週のように大阪ー東京間を行き来しつつも、お陰さまで元気にしております。10月もあっという間に半ばを過ぎて月末・・。もう朝晩は肌寒くなって虫の音も賑やかになってきました。暑くも寒くもない心地よい季節、私は最近、歴史散策やバードウォッチングなどをしています。この数ヶ月、ゲリラ豪雨や台風、噴火などの想像を超える自然の恐ろしさを感じることも多い日々でしたが、一方でうららかな日差し、心地よい風、美しい夕陽、心に沁みる虫の音。つくづく大地の恵み、自然に生かされてるんだと感じます。


先月は、和歌山や泉南の方へ、「ウミホタル」を見に出かけました。(東京湾アクアラインの・・ではないですよ)蒼い幻想的な光を放つ海の生物で、ある日これはぜひとも見てみたいと思いたって、真っ暗な夜の海へ出かけました。色々調べて仕掛けを作ったのですが、結局捕まえて見る事はできず、残念ながら次回へ持ち越しとなってしまいました。(もし、見たことある方捕まえた事のある方いらしたら詳細を教えて下さい!)ですが、暗闇の中から聞こえる波の音をバックに、そこで見た大阪、神戸の夜景のなんと美しかったこと!またその日は初めてマツムシの鳴き声を自然の中で聴く事ができました。カセットやテレビでは「チンチロリン」とは聞いたことがありますが、自然の中で生で聞くのはやはり味わいが違います。自然のテレビもラジオも録音技術なかった昔、そして街灯もなく月明かりという時代に生きた人々にとって、虫の音というのは、きっと音楽の代わりに多くの人の心を癒してきたのだろうな。。そんなことをしみじみ思いました。

先々週は、大阪城公園にバードウォッチングに出かけ、キビタキやノゴマといったなかなか都会ではお目にかかれない鳥と初めて出会うことが出来ました。大阪市内、都会のど真ん中なのに大阪城恐るべし。小学生の頃野鳥図鑑を見て憧れていた鳥にやっと出会えた喜び!そしてそのなんと鮮やかな事!(写真で伝わるでしょうか・・)感動的でした。次こそはオオルリを見たいと思っています!


そして先日は淀川のワンドで「釣り」デビューをしました。天然記念物のイタセンパラなどの日本の固有腫を守るために、ブラックバスやブルーギルといった外来種の駆除を目的としたイベントに参加しました。10時過ぎから始めて5時間、爽やかな風と豊かな自然を感じながら釣りを楽しみました。肝心の釣果ですが、さすがに超初心者は坊主で終るんだろうなと覚悟した終了5分前・・!浮きが小さく沈んだ瞬間、無我夢中で竿を上げたら!小さなブラックバスが釣れました!いや、ほんといくつになっても、「初めて」というのは嬉しいものですね!


音楽も、初めての出会いは難しくもあり、嬉しいものでもあります。知られざる名曲との初めての出会いは、ワクワクするような瞬間に満ちています。予想外の転調や和声進行、対旋律やフーガの面白さ、構成上の驚きの仕掛け・・次は何が起こるのか分からないのは楽しいものです。そうくるか!と独り言をブツブツ言いながら楽譜を読んでいます(笑)幸か不幸か聴きなれてしまった「運命」「田園」などの音楽は、もし初めて聞いたならどんだけワクワクするのだろうと初演をきいた当時の人を羨ましく思ってしまいます。(そんな曲も楽譜を読むたびに新しい発見があるから驚きです)

演奏も「次に何が起こるのかワクワクしてもらえる」ような演奏にしたいと常日頃思っています。聴きなれた曲で、楽譜どおり演奏していても、次のフォルテはどんな表情なのだろう?ピアニッシモはどれだけ息を呑むような音なのだろう・・!そんな生き生きとした表現が、聞くお客さんの心をいつのまにか虜にしてしまう・・常に私が心がけている目標のひとつです。そのためには、演奏者が、指揮者がどこかで冷静かつどこかでワクワクしていなければならないと思います。そのバランスが本当に仕事だと思います。

来年2015年2月に、私が振るコンサートが2公演、予定されています。一つは2月7日(土)MFL管弦楽団の演奏会では、サン=サーンスの交響曲第2番とビゼーの交響曲第1番という二人の天才作曲家の知られざる交響曲をとりあげます。もう一つはその2日後の2月9日(月)渋谷区文化総合センター大和田での演奏会ではバッハの名曲とともにバッハの息子のCPE.バッハやフランツ・ベンダといった知られざる作曲家の名曲を演奏します。どの音楽も作曲家たちが英知を絞って、身を削って書き上げたものばかりです。どの曲もそれぞれに籠められた思いやエネルギーを感じます。皆さんにそれぞれの魅力を充分に感じてもらえるよう、しっかりと準備を進めてまいりたいと思います。

2014年8月の更新

 みなさん、こんにちは。8月に入り、暑さも一段と厳しくなってまいりました。いかがお過ごしでしょうか?大阪は10日の台風から一夜明け、すがすがしい青空が広がっています。ゲリラ豪雨や雹など東京では気候の変化の激しい毎日のようですが、こちら大阪の今年の夏はかなり暑いものの、夕立もなく去年よりも穏やかなように思います。

 まずは先月7月の更新を飛ばしてしまい、定期的に読んで下さっている皆様に大変ご心配をおかけしました。お詫び申し上げます。実は、諸事情により、先月下旬、猛暑の日に大阪市の中で小さな引越しをしました。前の家から徒歩圏内の場所への引っ越しでしたなので忙殺される事はなかったのですが、それでも引っ越しは引っ越しです。引越しにももう慣れてきたはずですが、荷造りや引越し業者選定、エアコンの取り付け取り外し、やはりやる事は多いものですね。新居は高層階で、引っ越しの次の日は天神祭の花火大会でした。バルコニーからは実に鮮やかな花火が目の前に次々とあがり、一気に引っ越しの疲れが吹き飛びました。


 普段も大阪城とハルカス、大川の流れが見える素晴らしい景色!つい先日は富田林市でのPL花火大会も遠くに見ることが出来ました。お蔭さまで華やかに大阪生活2年目を迎えることができました。


 本当に早いもので、先月で引っ越してから1年、大阪での生活が2年目に突入しました。一周年を記念して、7月初旬に、初めて地上60階、高さ300メートルの日本一高いビル「あべのハルカス」の展望台へ行ってきました。(その時は引っ越したら毎日眺められるとは思っておりませんでした)ハルカスという名前は「晴るかす」、晴れやかにするという意味の古語から命名したそうですが、その名の通り眼下に広がる大阪の街を眺めて、晴れやかな気持ちで一年を振り返ってきました。


 大阪に暮らし始めた当初、週末東京に通う生活、内心、奇想天外でどうなることやらと思いましたが、いざやってみればあっという間の1年でした。JR深夜バスの方々にはすっかり常連さんになってしまい、毎度大変お世話になっております。大阪での暮らしを味わいながら、東京のお仕事をする。思えばなんとも贅沢な事だと思います。関東と関西との言葉の違い(手話も関東と関西、随分違うんです!)、文楽などの上方の文化、自然や気候の違い、食文化、そしていにしえからの歴史的遺産の数々。もっと味わいつくしてまいりたいと思います。

 なにより大阪に来て、いろいろな方との新しい出会いがありました。小学校のボランティアでは、純朴でかわいらしい1年生の教え子がたくさんできる嬉しい出来事もありました。そして自分の小学校時代の級友や、ウィーン留学のときの友人との再会がありました。残念ながら、大阪でまだ指揮者としての仕事にはつけてはいないため、反省点も多いのですが、さまざまな経験ができたと思っています。お世話になっている多くの方に感謝です。

 最後に、コンサートとコンサートポートの宣伝をさせて頂きます。

 まずは2015年2月9日の夜に、フルーティストの藤田真頼さん、チェンバリストの山縣万里さんと、プロ団体であるオーケストラトウキョウのメンバーで、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールでコンサートをすることが決まりました。素晴らしい演奏家の皆さんと音楽を共にすることが今からとても楽しみです。プログラム等詳細が決まり次第、随時皆さんにご報告いたします。

 コンサートポートにはそのオーケストラトウキョウとのベートーヴェンの交響曲の録音がアップされました!!1番、2番、4番、そして5番。どの録音も、音楽そのものが持つ自然な流れと、感情の陰影の深さを可能なかぎり追求しました。限られたリハーサル時間ではありましたが、意識の高い若い演奏家が集まったオーケストラならではの挑戦的なテンポ設定で、引き締まった出来ではないかと思っています。コンサートポートはまだ英語表記が中心のページで、若干とっつきにくいかもしれません。不明なところがありましたら、お気軽にご連絡ください。ぜひとも、ハイドンの44・45番と合わせて、ぜひお聴きいただければ嬉しく思います。どうぞ宜しくお願いします。

2014年6月のご挨拶

 こんにちは。今年は早くも全国的に入梅になりました。今年の梅雨は長引くようですが、皆様いかがお過ごしですか?先日、大阪から東京へ向かう高速バスが、甲府や八王子での大雨による通行止めのため、中央道から信越道へ急遽迂回する事になり、急遽実家の近くのバス停も通ることなく、新宿、東京へ直行され、到着が2時間以上遅くなるハプニングがありました。仕事より1日早い東京入りでしたので、なんの問題もありませんでしたが、冬の雪の日同様、自然にはかなわないことを痛感しました。

 大阪に住んでもうすぐ1年が経とうとしています。大阪といえば、ユニバ(敢えて略語で)、通天閣、海遊館、ハルカス(・・はまだ行ってない・・)たくさんの観光名所があります。歴史的名所も大阪城や四天王寺、住吉大社などありますが、ここにもう一つ大阪が誇るべき、歴史的観光名所があると思っています。それが「適塾」です!





 「適塾」、緒方洪庵に興味を持ったきっかけは、私が手塚治虫ファンであると言えばお分かりになる方も多いと思いますが、「陽だまりの樹」という作品に触れたときでした。10代で、洪庵先生門下のあの方ゆかりの病院に入院中に読んだからでしょうか、数々の登場人物の中で緒方洪庵の存在感は一際大きく感じられました。温厚さ、厳しさ、勤勉さ。手塚治虫先生のタッチを通して伝わるその人間味に深さに魅了されていたのですが、先日やっとその憧れの「適塾」を訪れることが出来ました。

 残念ながら(想像はしていたのですが)、和室や狭い廊下で建物自体が貴重な遺産であるため車椅子は立ち入り禁止でした。しかし玄関で諦めたくはなかったので、這ってまわることにしました。塾とはいっても当時のこと、そうは広くなかろうと思ったのですが、這って回るにはちょっと広かった(笑)さらに2階へ昇る階段、這い上がろうと試みたのですが、想像をはるかに超える見たことのない急さ!!命あっての物種。さすがに諦めました。。資料の写真撮影も大方禁止で、制限の多い自分にとっては見ることが出来ないものが多くやや残念ではありました。(解説の難読漢字にフリガナがないなど、緒方先生のご遺志と功績を多くの方に知ってもらえるよう、来館される子供やお年寄りなどにぜひもっと配慮をしていただきたい!)

 それでも現地に行って、建物の雰囲気、自筆の書に触れ、緒方洪庵先生、八重夫人をはじめ、数々の門下生、若き日の福澤諭吉、橋本左内、佐野常民、大村益次郎、大鳥圭介、高峰譲吉・・・今の日本の医療や思想の礎になった数々の門下生たちの勉強への熱意、熱気、将来への希望を感じられたような気がしました。

 私は、どんな人生も尊いように、反社会的で破壊的なものでない限り、人々が支えあう社会のどんな仕事も本当に尊いと思っています。生産、流通、サービス、等しく尊いに違いありません。そのうえで、敢えて自分自身の人生を振り返ってみると、命を救う医療と、未来を担う人を育てる教育は、特別に、「ありがたい」と感じる分野です。その2つの分野での功労者、日本近代医療の祖であり、近代日本を築いた数多くの人材を育て上げた緒方洪庵、そして適塾は、大阪が、日本が誇る歴史遺産だと思うのです。


 適塾は正式名称を「適々斎塾」といい洪庵の号が適々斎であったことからきています。その「適々」というのは荘子の書物にある「夫不自見而見彼、不自得而得彼者、是得人之得、而不自得 其得者也、適人之適、而不自適其適者也、……。」 <夫(そ)れ自ら見ずして彼れを見、自ら得ずして彼れを得るは、是れ人の得(とく)を得として、自ら其の得を得とせざる者なり。人の適(てき)を適として、自ら其の適を適とせざる者なり……。>からとったものといわれています。訳は「自分の内なるものを見ないで外のものを見、 自分の内なるものに満足しないで外に満足を求めるものは、これは他人の満足を自分の満足として、われとわが身の本当の満足を満足としないものである。また他人の楽しみをわが楽しみとして、われとわが身の本当の楽しみを楽しみとしないものである……。」

 他人の価値観や評価によって自分の道を決めるのでなく、自分の見極めた自分の個性によって信じた道を進んでいく、そんな勇気を持てるよう、日々精進したいものです。