こんにちは。宮野谷です。大変突然ですが、7月の初旬に私的な事情により「大阪」に引越をしました。引越をした次の日から、関西にも本格的な夏がきて、強烈な日差しと暑さの中、初めての大阪暮らしをスタートさせることが出来ました。ホームページでお知りなった方、ご報告できずにすみませんでした。東京近郊での指揮活動は、これまでと全く変わらず、高速バスと国立の実家を利用しながらしっかりと続けて参りますので、今後ともどうぞこれまでと変わらぬお引き立てをどうぞよろしくお願いいたします。(深夜バス、寝てれば瞬間移動のようです!全身麻酔の手術と同じ、あっというまです・・笑)
引越は子供の頃から何回もしてきた私ですが、ウィーンでの留学生活以外、物心ついてから東京以外で生活をしたことがありませんでした。新天地での生活、引っ越すまではなかなかに勇気が要る事でしたがウィーンでの生活同様、楽しんでいきたいと思います。朝起きて聞こえるセミの鳴き声がまず違います・・(笑)クマゼミという西日本を中心に生息するセミのようです。(姿はまだ見てない・・)食事は、東京では考えられないくらい安い値段で美味しそうなお店がたくさんあります!地下鉄・JR・私鉄の駅にもエレベーター設置割合が多いように思います。(あとからの設置なので遠回りをしなくてはならないことが多いのですが・・)
ただ、東京と比べて、街の中で気になることがあります。東京に比べて楽器を持って歩いている人を見かけることが少ないことです。東京の近郊では、週末の電車ともなると、1輌に一人くらいは楽器を持った人がいるような気がします。たしかに東京のアマチュアオーケストラの数は驚くべきものがあります。あるアマオケの交流ページの登録数が東京都:395団体、東京都以外:622団体というデータを見たことがあります。やはり大阪では東京ほどは音楽が盛んではないのかと心配になったのですが、先日京都市芸の定期演奏会を聴きに、京都コンサートホールへ行って気持ちが変わりました。増井先生の下、学生の皆さんの一糸乱れぬ大変な熱演で感動しました。客席は大入り満員!クラシック音楽に対する熱意を肌で感じることが出来て、こちらでも活動できる機会を得たいという気持ちを新たにしました。
日々挑戦する気持ちと日々ベストを尽くす努力。言葉で言う事は簡単ですが、実践する事は実に難しいものです。しばらくは我慢の日々かもしれません。それでも大好きな音楽をオーケストラの皆さんと作り上げることが出来る幸せと感謝を忘れず、関東、関西に限らず、全国へ向けて、一歩ずつ音楽と人の輪を広げて参りたいと思います。
2013年6月のご挨拶
こんにちは。宮野谷です。6月に入り、いよいよ蒸し暑い日々がやってまいりました。今年は少雨が心配されているようですが、早くも台風の到来など、それなりに雨が降りそうです。車椅子の身にとっては雨はかなり憂鬱なもので、車椅子のハンドルの部分がどうしても滑ってしまい、普段の2倍近くの体力を消費してしまいます。でも、自然の中で雨には大きな恩恵を頂いている訳ですから、感謝しなきゃいけませんね!
今年のおみくじに「動かざる事山の如し」とあったのですが、いやはやどうして、自分にとってプライベートがこんなにも動きの忙しい年はありません。普段なら「早くも2013年も折り返しが近づいて来ました・・」と言いそうなところですが、自分にとってこの6ヶ月の実感は3年くらいに相当しそうな毎日を過ごしています。
そんな日々でついに先月の更新をスキップしてしまった・・と言い訳をさせていただいてるわけですが、音楽活動のほうは5月・6月と充実しています。皆様の多大なるご協力のおかげでついに手に入ったリフト付車椅子が活躍してくれています。皆様に力仕事で指揮台に上げていただいていたのが、自力で、その場に必要な目線まであげることができます。オーケストラのメンバーとのコミュニケーションがとても円滑になりました。もちろん自分で通常の高さに戻ることもできるので、休憩中にトイレに行く事も、演奏者のところへ行って個別にお話しすることも可能になりました。
音楽以外の部分でも大いに役立っています。自動販売機、コンビニのおにぎり、当たり前の様に自分で手に取れる。素晴らしい事です。スーパーで店員さんや近くの方にお願いしていました。一旦とってもらって、やっぱりやめた。。。ってことが出来にくかったりしたのですが、もうこれで大丈夫です。先日は電車の中ではじめて「吊り革」につかまってみました。健常者にとっては当たり前でも感動ものでしたw電車の中の景色も、車窓から見える景色もぜんぜん違うのです。ああ・・大人になるってもしかして景色が変わることで実感してるのかもしれないと、改めて思いました。自分ももっと大人にならなくては・・・(笑)
オーケストラトウキョウで、ベートーヴェン交響曲全曲録音第2弾として、交響曲第4番に挑戦しました。9曲の中で最もストレートに「喜び」「愛情」「生きる実感」が表現されている曲だと思います。物凄く難曲でオーケストラのメンバーの方々と一緒になって作り上げた音楽になりました。ぜひ公開を楽しみにしていてください。
今年のおみくじに「動かざる事山の如し」とあったのですが、いやはやどうして、自分にとってプライベートがこんなにも動きの忙しい年はありません。普段なら「早くも2013年も折り返しが近づいて来ました・・」と言いそうなところですが、自分にとってこの6ヶ月の実感は3年くらいに相当しそうな毎日を過ごしています。
そんな日々でついに先月の更新をスキップしてしまった・・と言い訳をさせていただいてるわけですが、音楽活動のほうは5月・6月と充実しています。皆様の多大なるご協力のおかげでついに手に入ったリフト付車椅子が活躍してくれています。皆様に力仕事で指揮台に上げていただいていたのが、自力で、その場に必要な目線まであげることができます。オーケストラのメンバーとのコミュニケーションがとても円滑になりました。もちろん自分で通常の高さに戻ることもできるので、休憩中にトイレに行く事も、演奏者のところへ行って個別にお話しすることも可能になりました。
音楽以外の部分でも大いに役立っています。自動販売機、コンビニのおにぎり、当たり前の様に自分で手に取れる。素晴らしい事です。スーパーで店員さんや近くの方にお願いしていました。一旦とってもらって、やっぱりやめた。。。ってことが出来にくかったりしたのですが、もうこれで大丈夫です。先日は電車の中ではじめて「吊り革」につかまってみました。健常者にとっては当たり前でも感動ものでしたw電車の中の景色も、車窓から見える景色もぜんぜん違うのです。ああ・・大人になるってもしかして景色が変わることで実感してるのかもしれないと、改めて思いました。自分ももっと大人にならなくては・・・(笑)
オーケストラトウキョウで、ベートーヴェン交響曲全曲録音第2弾として、交響曲第4番に挑戦しました。9曲の中で最もストレートに「喜び」「愛情」「生きる実感」が表現されている曲だと思います。物凄く難曲でオーケストラのメンバーの方々と一緒になって作り上げた音楽になりました。ぜひ公開を楽しみにしていてください。
2013年4月のご挨拶
新しい年度に変わり、若葉の季節を迎え日々温かくなってまいりました。3月生まれのだからでしょうか、正月よりも新年度のほうがなんだかまた1年が始まる、そんな気がします。今住んでいる場所は中央線沿線とはいえ都心からは離れていて、豊かな自然が身近に残っています。新緑の季節は、少し外出するだけでとても気持ちのいい贅沢な気持ちになります。
またちょっと外出すると思わぬ素敵な出会いがあったりします。私は中学生の頃から野鳥が好きだったのですが、当時野鳥図鑑でしかお目にかかれなかった憧れの鳥たちに出会えるのです。カワセミやエナガ、モズにヤマガラ、先日はなんとハヤブサにも出会ってしまいました。小さな鳥の愛らしさ、鷹などの鳥の引き締まった美しさ、それぞれに自然が生んだ魅力があります。そんな出会いは本当に幸せです。朝からシジュウカラのさえずりで目覚めるのは気持ちのいいものです。少し気持ちの塞いだ日でも、ウグイスのさえずりを聞くだけで嬉しくなります。クラシックの作曲家にもおおいに影響を与えたというのは分かる気がします。有名なところではベートーヴェンの田園、マーラーの巨人、メシアンやディーリアス、今取り組んでいるブルックナーの交響曲第4番にも、鳥の囀りがヒントになったといわれているテーマがあります。
以前にウィーンに留学したときも、ハイリゲンシュタットの新緑や風に癒されていました。ウィーンの気候は東京より変わりやすい印象があります。温かい日差しに包まれたかと思うと、すっと雲によって暗くなったり、突然大粒の雨が降り出したかと思えば、雲間から再び日差しが差し込んだり。それはまさに音楽の流れと同じだ!と感じました。自然の悠久が時空を超えてベートーヴェンやモーツァルトと同じ体験をさせてくれたかのようでした。思えば「自然」と「人工の物」を区別したりしますが、所詮人間だって自然のごく一部にすぎません。どんな生き物も最後には土に帰るのです。だからこそ自然は、故郷のように知らず知らず、人にエネルギーをくれているのだと思うようになりました。
最後に、皆さんに御礼を兼ねてご報告があります。多くの方のご協力やご声援をいただいておりました、リフト付車椅子申請の件、許可が下りる事となりました。また個別にお礼を申し上げさせていただきますが、この場でも御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。現在は発注をし納品待ちの状態です。ドイツ製の車椅子のため、細かい調整などがうまくいくのか、少々不安はありますが、新しい車椅子で皆さんの前に伺える日を楽しみにしております。
またちょっと外出すると思わぬ素敵な出会いがあったりします。私は中学生の頃から野鳥が好きだったのですが、当時野鳥図鑑でしかお目にかかれなかった憧れの鳥たちに出会えるのです。カワセミやエナガ、モズにヤマガラ、先日はなんとハヤブサにも出会ってしまいました。小さな鳥の愛らしさ、鷹などの鳥の引き締まった美しさ、それぞれに自然が生んだ魅力があります。そんな出会いは本当に幸せです。朝からシジュウカラのさえずりで目覚めるのは気持ちのいいものです。少し気持ちの塞いだ日でも、ウグイスのさえずりを聞くだけで嬉しくなります。クラシックの作曲家にもおおいに影響を与えたというのは分かる気がします。有名なところではベートーヴェンの田園、マーラーの巨人、メシアンやディーリアス、今取り組んでいるブルックナーの交響曲第4番にも、鳥の囀りがヒントになったといわれているテーマがあります。
以前にウィーンに留学したときも、ハイリゲンシュタットの新緑や風に癒されていました。ウィーンの気候は東京より変わりやすい印象があります。温かい日差しに包まれたかと思うと、すっと雲によって暗くなったり、突然大粒の雨が降り出したかと思えば、雲間から再び日差しが差し込んだり。それはまさに音楽の流れと同じだ!と感じました。自然の悠久が時空を超えてベートーヴェンやモーツァルトと同じ体験をさせてくれたかのようでした。思えば「自然」と「人工の物」を区別したりしますが、所詮人間だって自然のごく一部にすぎません。どんな生き物も最後には土に帰るのです。だからこそ自然は、故郷のように知らず知らず、人にエネルギーをくれているのだと思うようになりました。
最後に、皆さんに御礼を兼ねてご報告があります。多くの方のご協力やご声援をいただいておりました、リフト付車椅子申請の件、許可が下りる事となりました。また個別にお礼を申し上げさせていただきますが、この場でも御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。現在は発注をし納品待ちの状態です。ドイツ製の車椅子のため、細かい調整などがうまくいくのか、少々不安はありますが、新しい車椅子で皆さんの前に伺える日を楽しみにしております。
2013年3月のご挨拶
こんにちは。3月も半ばを過ぎて、春の暖かさが日に日に実感できる季節になりました。そしてお蔭様で11日に、38歳の誕生日を迎えることが出来ました。お祝いのメッセージを下さった皆さま、ありがとうございました。少年のとき、15歳寿命説を勝手に信じていた自分が、その時の親の歳を超える38歳という歳をを迎えられたのは、相方、両親、先生方、音楽仲間や友人お一人お一人のおかげです。温かい笑顔と音楽に包まれ、幸せな日々を歩んでこられた事に心より感謝申し上げます。
二年前のあの日から、私の誕生日が特別な日になってしまって、3月を迎える前からいろいろ思いをめぐらせておりました。音楽家が絶望の淵に自分は何をできるのか、障害者の自分になにができるのか、自分の存在に自信を喪失したときもあれます。一方で、それでもフランクルの「夜と霧」にあるように絶望的なときでも音楽は人の心を救うと確信し、音楽に取り組む事ができる自分に幸福を感じている自分もいます。しかし、そんな素晴らしい音楽の力をどれほど自分は引き出せているのか、それとも殺してしまっているのか、過去を振り返ると恐ろしく感じます。心の中の整理がつかず、なかなか自分の今の思いを言葉にするのは難しく、書いては消してを繰り返し、更新がここまで遅くなってしまった次第です。
指揮者は一人では全く成り立たない仕事です。身を削りながら音楽を創り出してくれる作曲家、プロでも、アマチュアでもそれぞれの限られた時間と労力で築き上げた技術で臨んでくれる演奏者、通常その間に人は介在しないのですが、大勢で演奏する時のみ、そこに介在できるありがたい立場です。現場には様々な声があります。楽譜を通して、作曲家の声を聞き、指揮台に立てば、演奏者の皆さんの心の声が聞こえます。演奏者の皆さんの声はいろいろあります。時には厳しい声も聞こえます。でもそうした声を聞いて、自分の心にも耳を傾けながら、コミュニケーションを積み上げて一つの音楽を作り上げていく事が、自分にとって何よりも幸せです。
40歳の足音が間近に聞こえてきました。少年のときの父、恩師と比べ、なんとも情けない自分の現状、体力の衰え、不惑に程遠い自分の精神に、焦りと孤独と自己嫌悪を覚え葛藤する日々です。とはいえ、どんなに嘆いても、自分の人生、自分の身体、自分の心です。より謙虚に皆さんの声に耳を傾け、地道に、どんな逆境も糧にして、いつの日か、絶望の淵にでも必要とされるような存在に近づきたいと思っております。
二年前のあの日から、私の誕生日が特別な日になってしまって、3月を迎える前からいろいろ思いをめぐらせておりました。音楽家が絶望の淵に自分は何をできるのか、障害者の自分になにができるのか、自分の存在に自信を喪失したときもあれます。一方で、それでもフランクルの「夜と霧」にあるように絶望的なときでも音楽は人の心を救うと確信し、音楽に取り組む事ができる自分に幸福を感じている自分もいます。しかし、そんな素晴らしい音楽の力をどれほど自分は引き出せているのか、それとも殺してしまっているのか、過去を振り返ると恐ろしく感じます。心の中の整理がつかず、なかなか自分の今の思いを言葉にするのは難しく、書いては消してを繰り返し、更新がここまで遅くなってしまった次第です。
指揮者は一人では全く成り立たない仕事です。身を削りながら音楽を創り出してくれる作曲家、プロでも、アマチュアでもそれぞれの限られた時間と労力で築き上げた技術で臨んでくれる演奏者、通常その間に人は介在しないのですが、大勢で演奏する時のみ、そこに介在できるありがたい立場です。現場には様々な声があります。楽譜を通して、作曲家の声を聞き、指揮台に立てば、演奏者の皆さんの心の声が聞こえます。演奏者の皆さんの声はいろいろあります。時には厳しい声も聞こえます。でもそうした声を聞いて、自分の心にも耳を傾けながら、コミュニケーションを積み上げて一つの音楽を作り上げていく事が、自分にとって何よりも幸せです。
40歳の足音が間近に聞こえてきました。少年のときの父、恩師と比べ、なんとも情けない自分の現状、体力の衰え、不惑に程遠い自分の精神に、焦りと孤独と自己嫌悪を覚え葛藤する日々です。とはいえ、どんなに嘆いても、自分の人生、自分の身体、自分の心です。より謙虚に皆さんの声に耳を傾け、地道に、どんな逆境も糧にして、いつの日か、絶望の淵にでも必要とされるような存在に近づきたいと思っております。
登録:
投稿 (Atom)